「そばの平甚」の歴史と、ご挨拶に添えて店主のそばへのこだわりをご紹介。

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平甚の歴史

酒屋甚助



  ◆わかっとる限りでは、昔々造り酒屋をしておったらしいです。それから代々、名を『甚助』としとるんです。江戸時代に庄屋やった先祖は、苗字帯刀が許されて「平野」と名乗るようになり、苗字が「平野」で名が「甚助」、そこで頭文字をとって屋号が「平甚」となった訳です。
 

   
四代前甚助



  ◆この人は、「能登屋与衛門」とも名乗って、三国に千石船を持って商いをしとったそうです。その時の舟に積んでいた舟箪笥が今も残っておって気分でお店に飾ったりしとります。もしよかったら見てってください。おそらく、うちにある骨董のうち一番値打物かも知れん。
 

   
三代前甚助





 
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中央が三代前甚助
その上の眼鏡が先々代甚助
  ◆この時、明治になって庄屋制度が廃止になって、町の三分の一ほどもあった土地が全部のうなって(無しになって)まったもんで、どうもそこからそば屋を始めたらしいです。
 

   
先々代甚助

















 
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右側のトランペットを吹いているのが先々代

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店を継いだばかりの
若き先々代 甚助

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◆先々代の頃に年代の古い事を知った興味あるお客が、その所以を説明しろとあんまうるさいもんで、先々代は面どくそうなって、しゃれで十九代目と言ってたりもしたそうです。古き時代の遊び心溢れるエピソードです。。
 

   
先代甚助





 
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先代 甚助
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先代 妻

平甚今と昔

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今も昔も清流吉田川のロケーションは絶景。

店主ごあいさつと平甚のそば

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俳句や川柳について、およそ素人の私ですが、俳句が日本人気質を表した文学であると同じように、そばもよく我々の気質を表した食物の一つだと思います。食物としてそばは長い歴史を持ち、日本の風土文化の中で作り上げられ、庶民の嗜好に受け入れられ、いわば日本の連綿たる伝統を背負った、世界にあまり類を見ない民族的たべものです。
外国の人には日本人のそばへの愛好と、その食べ方は奇異に写るようですが、しかし、それこそが実はそばの中の日本ではないかと感じています。そんな日本の古い伝統を守りながらも、その時々の時代の空気感も取り入れていきたいと。移り行く時代の流れの中で、感じること、想うこと・・・ すなわち諸行無常の中にある有恒という考えを大切にしながら、そばとともに生きていけたらと思っております。

平甚のそばのうんちく

  平甚のそばは、厳選した国内産そば粉のみで打つおそばです。そばの味を最大限に生かす為、毎日お客様の入りを見ながら、打ち立てのそばを出すようにしています。その為多少お出しするのに時間を頂くこともございます。
そして私の考えですが、そばとは本来噛まないと味はわからないのではないかなと思っております。噛む事で歯ごたえ、そばの香り、甘味がわかるもの。それ故、平甚のそばは少し太めに、そばらしく食してもらいたい太さに切っています。
そば粉は、岐阜県産・信州産・北海道幌加内産・茨城県産のものの中から美味しいと思うものを、石臼挽きにし季節ごとにブレンドして打っております。さらにそばの味を左右するものが水です。平甚のある郡上八幡は水が綺麗な事でも良く知られています。
平甚は名水百選に一番最初に選ばれた「宗祇水」のほど近くにあり、大自然に育まれた美味しい郡上の清水により皆様に愛され続けているそばを打ってこられたと思っています。おそばのお好きな方はもちろん、そうでない方もぜひご賞味下さいませ。

  そばの平甚 店主